12/21(土) RUNUP! DANCE BATTLE ~優勝未経験限定~ 結果


《優勝》
ドンパッチ[LOCK]
RUNUPラナップ20191221バトル優勝ドンパッチ

《準優勝》
NAGISA[HIPHOP/千葉]
RUNUPラナップ20191221バトル準優勝NAGISA

《BEST4》
龍之介[LOCK]
龍之介RUNUPラナップ20191221バトルBEST4①

Eiji[HOUSE/埼玉]
RUNUPラナップ20191221バトルBEST4②Eiji

《BEST8》
工場長[POP/無修正/沖縄]
工場長RUNUPラナップ20191221バトルBEST8①

風間龍弥[WAACK/東京]
RUNUPラナップ20191221バトルBEST8②風間龍弥

みなもとたけし[WAACK/千葉]
みなもとたけしRUNUPラナップ20191221バトルBEST8③

TO→MO[HIPHOP/cross down apartments/埼玉]
RUNUPラナップ20191221バトルBEST8④TO→MO

《審査員特別賞(KANAI賞)》
WAKANA[HOUSE/FLAMINGOS/神奈川]
RUNUPラナップ20191221バトル審査員特別賞WAKANA

《審査員特別賞(たぬき賞)》
The second-2[BREAK/鬼斬戦兵/神奈川]
RUNUPラナップ20191221バトル審査員特別賞Thesecond2

《審査員特別賞(Akari賞)》
大河[HIPHOP/Mogmogler/埼玉]
大河RUNUPラナップ20191221バトル審査員特別賞


【審査員】
・たぬき[山葉学園〜平成10年開校〜]
・Akari[Jungle Kick]
・KANAI[TROY]
※前回優勝者※
RUNUPラナップ20191221バトル審査員


【バトル動画】


【審査員総評】

たぬき[山葉学園〜平成10年開校〜]
たぬき

●全体的な印象
優勝未経験とは思えないほどレベルが高く、甲乙つけがたいバトルがいくつもあって沢山悩みました。
音を感じて楽しそうに踊ってるダンサー、自分のスタイルをレペゼンしてるダンサーが多く、ジャッジしていて楽しかったです。沢山の刺激を頂きました。

●BEST8以上で気になったダンサーと良かった点
優勝したドンパッチさんは圧倒的でした。なにより踊るのが楽しそうで沢山湧かせてもいました。
TO→MOくんは、バトル中のアティチュードがすごいよかったです。バチバチで熱量を感じました。個人的に踊り方すごく好きでした。シルエットがかっこよかったです。
NAGISAちゃんはgrooveが良かったです。延長もあり、なかなか終盤体力的にきつかったと思うけどリズムキープしてHIPHOPの深みを出せてるのが良かったです。
龍之介さんは個人的にずっとすごい良いなと思って見てました。彼のLOCKの雰囲気、シルエットが好きです。自分のスタイルを貫いて欲しいです。

●BEST8以外で気になったダンサーと良かった点
大河くんはすごい楽しそうでみててHAPPYになれました。小さい体であそこまでボディーコントロールできて大きく動けてナイスすぎました。
The second-2さんはシンプルに度肝抜かれました。笑 初めて靴くわえる人みました。全ムーブ中で一番ハプニングで最高でした。やばかったです。
TAKUTOくんはかっこよかったです。彼のBREAKスタイルは印象にすごく残ってて、ジャッジシートにかっけえ。って書いてあります。心に刺さりました。自分のスタイル曲げずに頑張ってください。

●アドバイス
僅差で難しい試合がある中で、最後の決め手は「基礎と気合い」だと感じました。勝ち進んだり、延長になったり、体力的に追い込まれた時にもう一歩踏ん張れるか、自分のベストがだせるかどうか、気持ちの強さが大事だなと近くで見てて感じました。疲れた時には当然、少なからず雑になったり勢い任せになったりしてしまうとは思うのですが、そこで今まで自分が築いてきた基礎力が問われるなと思いました。
あとは、自分のスタイルを持ってレペゼンできている人は強いなと思いました。そういう人のダンスは見ていて引き込まれるし魅力的に感じました。
ありがとうございました。お疲れ様でした。

Akari[Jungle Kick]
Akari

●全体的な印象
優勝未経験者のバトルだと聞いていましたが、レベルが高くて驚きました。
楽しんで踊っているのがとても伝わってきました。踊っていない時でも会場を盛り上げてくれていた方がたくさんいて良い空間でした。
フリースタイルバトルではあまりいないハウサーが多くて嬉しかったです!

●BEST8以上で気になったダンサーと良かった点
優勝されたドンパッチさんは、どんな音でもしっかりと音にハマっていて、見ていて気持ちよかったし、楽しかったです。
Eijiくんは、ステップがなめらかで、シルエットもかっこよかったです。ステップだけでなくフロアも取り入れていたのが良かったと思います。少し音より早く踊っていたのが気になったので、落ち着いて踊れるともっと良くなると思います。
風間龍弥さんは表現力が高かったです。ダンスだけでなく表情も音にあっていてワクワクするダンスでした。服が毎回変わってるのも印象に残りました(笑)。

BEST8以外で気になったダンサーと良かった点
大河くんは、誰よりもその場を楽しんでいたので個人賞に選ばせてもらいました。小さいのにダンスがダイナミックでよかったです。
noaちゃんはとても安定感がありました。ステップだけでなく上半身も使えていて柔らかい動きがかっこよかったです。もっと強めに踊るところがあると良くなると思います。
WAKANAは、とてもパワーがありました。前に見た時よりも動きのバリエーションが増えているように感じました。パワーはあるので力を抜いて踊るところができると良いと思います。

●アドバイス
自分のジャンルの踊りやすい曲と、そうでない曲があったと思います。なので、普段から自分が踊りやすい曲だけではなく踊りにくいと感じる曲でも練習してみるといいと思います。勝ち進んだ方々は、基礎がしっかりとしていて安定感があり、動きにぶれがなかったように思います。
自分の中だけで踊っている方が多かったので、周りの空間が意識できるように普段から1人での練習だけじゃなく、色んな人とセッションすると吸収できるものがたくさんあると思います!
初めてジャッジをさせていただいて、私自身とても勉強になりました。ありがとうございました。

KANAI[TROY]前回優勝者※
KANAI

●全体的な印象
前回、僕が出たときよりも更にレベルが上がっていて、既に自分のスタイルを持っている人達ばかりな印象でした。
ジャンル的には、ハウスとロックが多かったと思うのですが、人によって音に忠実にはめてくる人、自分のリズムの取り方を崩さない人、スタイルはもちろんバラバラでどこを比べてみればいいのかかなり悩むバトルが多かったです。
「ジャッジの好みによって判断がきっと変わるなこれは」というバトルも多く、負けてしまった人の中でも、カードが違えば優勝していた可能性がある方も沢山いました。

●BEST8以上で気になったダンサーと良かった点
Eijiくんは、相手ともちゃんとバトルをしていて会話が聞こえてきました。誰が相手でも自分はこう踊るよっていうのがしっかりと見えて、ナチュラルに、リズムを崩す事なく、スキルがかなり高かったです。
龍之介くんは、一見真面目な踊りをするタイプかと思いきや「さぁこの音どうする⁉︎」ってところでちゃんとハメも外せてロックをしていました。ミュージカリティがあってみていて一番ワクワクしました。
NAGISAちゃんは、出場者の中でも極めてジャッジを納得させるダンスを1日通してしていたと思います。ヒップホップのリズムはきちんとキープしつつ、トーナメントを上がっていってもクオリティが下げる事なくベーシックの高さと引き出しの使い方、ちょっとした変化の利かせ方が上手かったです。とくに、BEST8以上の試合では光っていました。
工場長さんの全て先手で出る男気もかっこよかったです。かかる曲も難しい曲が多かったと思うのですが、しっかりと音を掴んでばちばちはめてくる中にも構成がちゃんとあって、外し方もクリアに見えました。

●BEST8以外で気になったダンサーと良かった点
a8noちゃんは、会場に向かう時からばちばちしていて、これからバトルに行くんだぞ!っていう闘志が全ダンサーの中で一番見えました。自分を主張する力が強く、個人的には一番バトルしていたかなと思います。また音の取り方と構成の作り方が綺麗でした。
Dr.Agonさんは、空間の支配の仕方が断トツで上手かったです。どの曲でもナチュラルに音に入り込み相手によっても全くブレることが無く一日を通して自分のスタイルとクオリティを一番貫いていたと思います。一番対戦したくないですね(笑)。

●アドバイス
あくまでも自分個人の考えなのですが、バトルって相手もいるんだけど正直なところ自分との戦い、とくに心の強さがかなり関係してくると思います。
なので、その場に立った時に、自分に負けていたり迷いがあったら絶対に勝てないんですよね。心の面はジャッジに見抜かれますから。
勝っても負けても自分をしっかりと信じて、自分を愛して、その日の自分を受け入れる事がとても大切だと思います。
あとは、ジャッジも人間であり現役のダンサーだから、年数がたてば価値観も変わってきたり、大切にしてる事も変わってくると思うので、あまりジャッジの意見や周りの意見は気にしない方が良いと思います。
憧れのダンサーさんもいたり、こんなふうに踊りたいっていうのはあると思うのですが、それを真似していては「結局その人みたい」で終わってしまうので、要素は自分なりに取り入れてそこから「あなたのダンスはどう?あなたは誰?」って聞かれたら「自分はこうです!」っていうのをダンスでしっかりと伝える事ができるようになると、自然とバトルは強くなっていくし、勝敗にかかわらず満足できると思います。