中学校保健体育科でのダンス必修化、『現代的なリズムのダンス(=ストリートダンス)』導入から数年経ち、現在、教育現場におけるダンスの需要は、ますます高まってきている。
そして、学校現場での教育内容の充実を目指し、ストリートダンスの技術や文化を導入する試みとして、
『学校現場とストリートダンスの融合』
の機会を作るべく、様々な動きがある。
そんな中、ダンス授業の発展型として、ダンスショーとワークショップが一体となった、
『体験型ダンス鑑賞教室』
が、新しい授業の形として、そして、新しい芸術鑑賞教室の形としても、学校現場で注目を集めている。
その先駆けとも言えるのが、
体験型ダンス鑑賞教室『「X」CROSS!! (クロス)』
である。
その『「X」CROSS!! (クロス)』 が、3/13(月)に、RUN UP! DANCE CONTESTをおこなっているRepoll Planning運営で、ダンス教育にいち早く力を入れ、東京都の教育推進モデル校となっている、港区立御成門中学校にて開催された。
保護者・地域の方々の協力もあり、クラブイベントさながらの照明や音響、プロジェクターがセットされ、会場が非日常空間に変貌する。
イベントがスタートし、数々のダンスイベントやダンスコンテストでMCを務める、MC KENSAKUが登場!
マシンガントークに、中学生のテンションも上がりっぱなし。
ダンスショーがスタートし、中学校が更なる「非日常空間」に変わっていく。
出演ダンサーは、
東京ビジュアルアーツから、
HANA+KAEDE+SAYAKA
Noisy
アニソンダンスシーンで大活躍する、
ACE SPEC
これからの活躍が期待される、若手HIPHOP女子!
KARIN&ASUMI
安定のスキルと楽しさ、
JAPA6+S.C.L
活躍の場は日本にとどまらず、世界!
TRIQSTAR
独特の世界観と表現力、
すか☆まちょ
真のHIPHOPを魅せる、
HIDE+Tossy+MaFee Shinji
という、通常のダンスイベントと変わらない豪華ダンサーが出演し、会場を盛り上げた。
ダンスショーの後は、出演したダンサーが講師となり、グループに分かれ簡単な振り付けを一緒に踊る、ワークショップがおこなわれた。
ダンスは体育の授業でしかやっていない、という生徒達が多い中、直前にショーで観たダンサーと一緒に踊れるということで、生徒達のテンションもMAX。
最後には学んだ振付を発表し、大盛り上がりの中、終了した。
『目で見て、体でも感じる』
これが、ダンスの醍醐味であり、教育においても体験型学習として、通ずる部分があるのではないだろうか。
そして、「本物」を感じることで、生徒たちの様々な価値観に刺激を与えるキッカケになったことだろう。
ストリートダンスシーンと学校現場、ストリートダンスシーンと社会・地域が結びついていくという意味でも、本当に意義のある一日であったと思う。